ロゼッタストーン解読

 この本を読みました。邦題は『ロゼッタストーン解読』
 『The Keys of Egypt The race to read the hyeroglyphs』(新潮文庫・木原武一訳)

 私が、ロンドンに行ったのは、1996年の夏です。大英博物館にロゼッタストーンを見に行きました。ロゼッタストーンの前で、英語のガイドツアーがあって、解読経緯について説明をしていたので、私も聞きました。ガイドさんは、シャンポリオンが他のヒエログリフのクレオパトラの記載を梃子にして解読に至ったとか言っていましたが、当時は、よく分かりませんでした。
 
 ロンドンに行く前から、ロゼッタストーンを見つけたのは、フランスのナポレオン遠征隊ですが、これがイギリスに戦利品として引き渡されたことなどは知っていましたし、ロゼッタストーンをつかってフランスのシャンポリオンがヒエログリフを解読したことも知っていました。ただ、詳しい経緯は知りませんでした。いつか経緯を確認しないといけないなと思っていました。

 今回、この本を読んで、ヒエログリフ解読の詳しい経緯がようやく分かりました。
 興味のある方にはおすすめです。ただ、エジプトに行きたくなるので、注意が必要です。